その他

加山又造オリジナル銅版画額
『メタモルフォーシス』

「私は、幼い時、魔性に近い程、随分いろいろな、たしかな事を知っていたような気がする。その上、それらの事が理解できる手懸りを非常に多く知っていたようである。ところが今になってみると、その重大な手懸りの殆どすべてを忘れてしまったようだ。ある時期から以後、私の非常に重要な部分が眠ってしまったようである。しかし、何かほんの少し刺激によって、その眠った部分が蠢動することがある。・・・。木の葉一枚の葉脈。樹木が根から幹、枝、梢と天空に伸びる形。動物の体内を駈けめぐる大動、大静脈から毛細血管。あるいはまた終齢幼虫から蛹の中に起るあの羽化への超時空の世界や、卵 »続きを読む