グレゴリ・ジルボーグ
『医学的心理学史』

1958、みすず書房、初、函(少焼け)、数ヶ所マーカー跡あり、菊判、403P、神谷美恵子訳

2,000円

ヒューマニスティックな精神から精神医学の歴史を紐解く名著。
「同じ人間でありながら、精神病者を各時代の人々はどのように捉え、取り扱ってきたのか。人間とは何か、人間の精神はどのように働くのか、人間の生きた心理を扱う、精神医学の基礎としての医学的心理学の歴史をヒューマニズムの視点から考える。医学的心理学と精神医学の誕生と発達の物語は内科学や外科学の歴史の要求する方法とは全く異なったやり方を必要とする。・・・内科学や外科学を語るには医者たちとその努力を物語ればよいが、精神医学のほうは文化の発達や法律学、神学、哲学などのある面の探究を必要とする。」