古書&アート作品

アーサー・ミラー
『アインシュタインとピカソ』

2002、TBSブリタニカ、初、カバー、四六版、449P、6ページ・マーカーによるアンダーラインあり、松浦俊輔訳
1,000円

科学と芸術という、一見するとまったく別の領域に現れた、二十世紀を代表する二人の人物が考え、生み出したことを、共通の背景において描いた書。 「アルバート・アインシュタインとパブロ・ピカソといえば天才の代表例。芸術家と科学者たちにとって常に手本であり、二十世紀の偶像(イコン)だ。現代科学といえばアインシュタイン、現代美術といえばピカソである。・・・二人が最も独創性を発揮した期間―二十世紀の最初の十五年―に見られる両者の類似点から、二人の思考それぞれについて一般に言われていることによりはるかに多くのことが明らかになる。芸術的・科学的な創造力の性質、芸術と科学に共通の最先端における »続きを読む

村上陽一郎
『日本近代科学の歩み』

1968、三省堂、初、帯、本体痛みあり、新書版、191P
00円 (在庫なし)

西欧と日本という東西二つの異質文化がぶつかり合う接点としての科学の移入の歴史を論じた書。 「日本が、科学を技術と考え、自然をコントロール手段とみなし、日本人自身の奥底にある独特の自然との付き合い方には手をつけずに、問題解決、目的達成の道具、器械として西欧科学を処理できる時代は、ようやく終わりつつある。科学・技術は、現在では、われわれ一人一人を、いやおうなく縛る思考上の枠組みとして、自然に対する西欧的な≪なぜ≫の追及方法を強制しているばかりではない。それに付随してもたらされた社会機構が、科学・技術を自らの都合の良いように利用する、という現象、つまり科学する主体の側が、造り上げ »続きを読む

丸山眞男
『後衛の位置から』

1982、カバー、帯、四六版、191P
1,000円

『現代政治の思想と行動』への英語版序文、憲法九条をめぐる考察や日本の知識人論など。 「・・・たしかに私は、これらの論文のなかでの日本分析が、生理学的なアプローチというよりも病理学的なそれに傾いていることを否定はしない。しかし戦争直後の状況に鑑みるならば、このことは不自然ではなかった。社会科学者の探究に生気を与えたのは、一つの大いなる問いであった。すなわち、日本をあの破滅的な戦争に駆りたてた要因は何であったのか?過去数十年にわたって西欧の学問・技術・生活様式を吸収し、日本もしくはアジアの伝統よりも西欧の伝統のほうにくわしかった―あるいは少なくとも自分ではそう信じていた―日本の »続きを読む