中村雄二郎
『人類知抄 百家言』

1996、朝日新聞社 非売品、初、函、菊判、326P

2,000円

古今東西の英知からのパサージュを通じ考え問う書。

「哲学が求められている、と言う。・・・。哲学はなによりも、生きることに渇きを感じる強烈な好奇心を持ち、思い考えることが生きることと直結することにならなければならないだろう。・・・。古今東西の≪人類の英知≫の掘り起こしという、いささか途方もないことを企てたのはどうしてか。私たち人類が地球規模で数世紀来の大転換期に遭遇しているいま、個々人がそれぞれの生き方を探る際に、それらの人類の英知を生かさない法はないからである。」