ジャン・ボードリヤール
『物の体系』

1980、法政大学出版局、初、カバー、帯、四六版、264P、宇波彰訳

00円 (在庫なし)

≪物から記号へ≫という思考を展開させたボードリャールの最初の著作。
「消費は、物質にかかわる行動ではなく、≪豊富さ≫の現象学でもない。それは食料品によっても、衣服によっても、自動車によっても、イメージとメッセージという、口で伝えたり目で見える実体によっても定義されるものでもなく、そういうもののすべてを意味作用を持つ実体に組織することとして定義される。消費は、今や多かれ少なかれ整合的な言説として構成されている。すべての物・メッセージの潜在的な全体である。消費は、それがひとつの意味を持つ限りにおいては、記号の体系的操作の活動である。」