ミッシェル・フーコー
『精神疾患と心理学』

1970年、みすず書房、カバー、初、経年少シミ、神谷美恵子訳、170P

1,000円

「狂気はその文化自体のポジティヴな表現である」フーコーの構造主義的思考の芽生えを知る最良の書。

「二つの問いがある。心理学の分野で、病気について語ろうとするならば、どのような条件のもとにおいてそれが可能なのであろうか。精神病理の事実と、身体病理の事実との間に、どのような関係をさだめうるのであろうか。・・・そもそも精神病理学と身体病理学双方において、病気とか症状とか病因とかいう概念に、同じ意味を賦与するところから、こうした困難がおこるのではなかろうか、と。・・・精神病理の根は、何らの『超病理学(メタパトロジー)』に求められるべきものではなく、歴史的な位置づけの中で、人間対狂人、及び人間対真正人間の、ある種の関係の中に、求められるべきなのである。・・・」